81人が本棚に入れています
本棚に追加
あたし
(魅咲 碧李亞)
「そ、そうなんですか…」
あたしはふと今朝の寂しさが
込み上げて思わずサタン様の体に抱きつき
ながらよりかかってしまった
魔王サタン
「フッ…言ったろう、お前の体は
私以外の誰にも汚させないと…
ここは良い部屋だがベットが小さすぎる
一応、私も男だからな…
そんなに身体を密着されると
何をするか、わからんぞ?」
と1人用のベットが二人の体重できしむ
さ…サタン様が…あたしを抱き返してきた…
ゆっくりと寝そべると
彼の顔が近づいてくる…
あたしの体にサタン様の重みを感じて
なりゆきに身を任せる
あたしには彼氏もいないし…
サタン様と異世界(パラレルワールド)で暮らしてみたいな~
サタン様の顔がとても近くてドキドキしてしまう
彼の唇があたしの左耳に触れ
こそばゆかったのもあり
少しもがいてしまった…
サタン様は一旦、顔を遠退かせて
あたしの顔を上から見下して来て
妖艶に笑いかけてきた
サタン様もこんな顔が出来るのね…
魔王サタン
「フフフッ…お前には
まだ早かったか?
顔が赤くなってるぞ…
鼓動もやけにはやい」
あたしのすべてが見抜かれてる気がする…
でも、それでもいい…
最初のコメントを投稿しよう!