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「私も行ってきまーす。」 食器を下げてカバンを持つ 「今日は遅くならないのよ」 「はーい」 返事をして部屋を出た 坂を上って学校へ向かう 運動部の先輩なのか学校前の坂をこぐ私をものすごいスピードで追い越す人たちがパラパラといた ふう… やっと着いた… 下駄箱を開ける "女子バスケットボール部新入部員募集中" と書かれたポスターが貼られていた それを剥がし畳んでカバンに入れた どこから情報が漏れたんだろ… ま、いっか 靴を履いて体育館へ急いだ 「おはよーございます!」 「「「「おはよー。」」」」 先輩方はもう額に汗が滲んでいた 何時から来てるの…? すごい… 部室からビブスとタオルを持って洗濯機へ急ぐ これかな? 洗剤と柔軟剤も一緒に置かれていた 乾燥もできるんだ! ぴっぴっ ボタンを押して扉を閉めた 水が溜まり出す 「おはよー 未来ちゃん。」 「おはようございます! 愛理先輩!」 朝から可愛い愛理先輩 「洗濯できたみたいね! よかった。」 「はい! 本当にありがとうございました!」 「いーえー。 このくらいなら全然聞いて!」 彼女はそう言って体育館に入って行った
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