‐第零章‐ホームレス風少年

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雲1つない青空を公園のベンチで座りながら眺めるホームレス………… ではなく、一見ホームレスと見間違うほどの風貌をした少年が鳥にいきなり襲われていた 「痛っ!! ちょっ……空を眺めてただけなのに何故!?」 カァー!! カァー!! 鳥(カラス)は容赦なく自慢の鋭いくちばしで尚、執拗にホームレス風少年を攻撃していると少年は堪らずその場から逃げるように走り出す 「はぁ…はぁ…今日は一体なんだってんだ? めざましテレビの占いじゃ1位で良い事があるはずだったのによー!!」 ホームレス風の少年がカラスから逃げながらそう叫けび公園の近くにある道路に出た瞬間 「ちょっ!! まじかーーーっ!!」 キキーーーッ!! ドンッ!! 公園の側を走っていたトラックに跳ねられ意識を失いかける中で (俺、死ぬんかな………) と、ホームレス風の少年が心の中でそう呟いた刹那、ホームレス風の少年は眩い光に包まれてその場から消えた ホームレス風の少年が着ていた服だけを残して……
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