208人が本棚に入れています
本棚に追加
オレ、木田さんの事こんなにも気になるなんて…
好き…なのかな？
でも、抱きしめたいと思ったのは確かだが…
それが恋愛としてだとは、正直分からない。
木田さんが男だから。ってのには抵抗はない。
その辺は気にならない。
実は、大学時代の友人が同性愛者だった。
目の前でそのカップルをずっと見てきていた。
だから偏見もないし、愛し合う２人を羨ましく思えていたほどだ。
女も男も関係ないんだ。
同性愛を身近に感じ過ぎていた。
だからだろう。
自分の『この人、なんかいいな。』の基準に、男だからダメ。ってのが無いのかもしれない。
木田さん可愛いなぁ。ってのは、やっぱそうなのかな？
この気持ちは恋の第一歩なのかな？
好きになる…ってどんなんだっけ？
実はオレ、まともな恋愛をしてきていないのだ。
高校時代に彼女がいたことはあった。
きっかけは相手からの告白だ。
なんだか一生懸命な姿に、断る理由もなくオーケーしたんだ。
彼女は色々とデートのプランを立ててくれた。お弁当を作ってくれたりと…健気な良い子だった。
オレも好きになろうとがんばった。
が、その矢先に「私だけが盛り上ってる。バカみたい。」と、別れ話を切り出された。
最初のコメントを投稿しよう！