うわさ

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「さてと、休憩はこれくらいにして課題、やってくださいね?」 そう、今は放課後の補習授業中。 噂大好き女子達は、プリントを手にブーイングだ。 「えー!もう?てか、センセ曖昧が嫌いなのに数学のセンセにならなかったんだね」 「確かに!数学なら、答えキレイに出るじゃん?」 新たな話題に花音は、ため息をついた。 「残念でした。未だに解明されていない方程式とかうっかり手を出したら…きっと、餓死しますよ?」 これまた笑顔で言うので、もうこの話題は駄目だと察し、プリントへ向き合った。 「本当に、あのときは危なかったデスネ」 止めの一言に、彼女タチのこれ以上の雑談なく、無事補習は終了した。
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