1人が本棚に入れています
本棚に追加
「さてと、休憩はこれくらいにして課題、やってくださいね?」
そう、今は放課後の補習授業中。
噂大好き女子達は、プリントを手にブーイングだ。
「えー!もう?てか、センセ曖昧が嫌いなのに数学のセンセにならなかったんだね」
「確かに!数学なら、答えキレイに出るじゃん?」
新たな話題に花音は、ため息をついた。
「残念でした。未だに解明されていない方程式とかうっかり手を出したら…きっと、餓死しますよ?」
これまた笑顔で言うので、もうこの話題は駄目だと察し、プリントへ向き合った。
「本当に、あのときは危なかったデスネ」
止めの一言に、彼女タチのこれ以上の雑談なく、無事補習は終了した。
最初のコメントを投稿しよう!