虫を飼う
6/11
読書設定
目次
前へ
/
29ページ
次へ
馬車を降りて、賑わう市場の中を歩く。 面白いものはないか。 さほど期待もせず、生き生きと動く人の波を、死んだ瞳ですり抜けていった。 「お兄さん、こちらへいらっしゃい」 ボロ布を身に纏った爺に袖を掴まれ、足を止めた。 人売と思しきその男は、横に座らせた少女を指差しこう言った。 「この娘を買っておいきなさいよ。面白いものが見れますぞ」
/
29ページ
最初のコメントを投稿しよう!
5人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
109(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!