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プロローグ 「彼女は世界の終わりに愛を告げた」
「今日が世界の終わり…………だから…………」
彼女は世界の終わりに愛を告げた。
俺はそれを受け入れたくなかった。
だが……もしかしたら最初から
このように夢物語に終わりが告げられる事は頭のどこかで分かっていたのかもしれない。
彼女が告げた世界の終わり。
彼女が告げた愛。
世界が終わった先、何をすればよいのだろう。
その答えは分からないまま世界は終わりを告げ、また陽が昇る。
不幸なことに世界の終わりの先を生きていかなければならないのだ。
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