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第1章 「invader-侵略者-」
充実しているようで、何かが足りないような日々を過ごしていた。
大学って本当に必要なのだろうか?とふと思った。
高校生の時に必死に勉強をして大学に進学したが、いざ蓋を開けてみれば、実際は堕落したものだ。
クラス編成などないし、年齢だってバラバラ。
卒業に必要な授業を選び、授業が行われる教室に各々が向かい、好きな席に座って講義を受ける。
個々を注意指摘する教授は少なく、ただ呆然と大衆に向かって話している。
そして講義を受けている大半も呆然と話を聞いてるように見える
「「地球外生命体は皆さんいると思いますか?私はいると考えている、何故?それは~…………」」
「はぁ」
ため息が出るくらい本当に退屈な授業だ。
俺は、しびれを切らして退屈な授業を抜け出した。
教室から抜け出した、その時、教授が口にした
「「地球外生命体は必ずいる」」
が何故かやたら廊下に響き渡り、何だか抜け出した僕に対して、警告されたような気がした。
いや、気のせいだろう…………
抜け出したからそう感じるだけさ
と言い聞かせてある場所へ向かった。
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