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ーー…
ー…
「それ本当?ユキさんて本当におかしいね」
「ちょっと容子、笑いすぎ」
他人事だと思って遠慮なく、お腹を抱えて笑う容子を軽く一喝する。
「ごめん、ごめんて」
間髪入れず容子は軽く手を合わせ謝ってきた。
「陽花ちゃんまだ2歳なのに、
今から心配してたんじゃ
この先どうなるんだろうね」
怒る私に容子は謝りながら凜太郎くんと楽しそうに遊ぶ陽花に視線を移す。
「他人事みたいに言ってるけど、
そもそも容子が悪いんだから」
どこまでも他人事のように笑っている容子を思わず軽く睨んでしまった。
「あー、あれね。
でもまさかあんなに騒ぐとは思わなくて……」
容子は思いあたる節があったらしく、少し申し訳なさそうに苦笑いを漏らした。
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