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「そろそろ2人目欲しいねって、旦那とも最近話してるの」
「そうなんだ」
「仕事も辞めたし、凜太郎に弟か妹が居たらなって。
それに年齢的にも早く産だほうがいい気もするし」
確かに容子の言うとおり、2人目を産むなら遅いより早いに越したことはない。
「そうだよね。
私もいずれは、もう1人って思ってる」
思っているけど、今の現象的には無理で踏み出せないでいるのだ。
もちろん仕事のこともあるけど、陽花1人でも大変なのに2人も育てられるのか不安がなのだ。
「ね、今度は私が女の子産んで、咲穂が男の子産んだらお嫁に出しちゃう!
そしたらユキさんも寂しくないでしょ?」
良いこと思いついたとばかりに、あまりにも突拍子もないことを言い出す容子に飲みかけた紅茶を吹き出しそうになってしまった。
「ちょっと!
さすがそんなに上手くいかないわよ」
「でも分からないでしょ?」
「まあ、そうだけど……」
そんなことユキが知ったら大変だと思ってしまった。
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