XYの俺
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学生の頃、毎日乗った電車に久しぶりに乗った。 あの頃から変わらない景色、 車内の匂い、暮れの慌ただしい空気感を懐かしく思いながらも、 窓に映った自分の姿は、時の経過を浮彫にする。 上着のポケットから、最近入った地元中学のグループLINEが鳴り 画面には、つい3日前に開かれた同窓会の感想で盛り上がっていた。 俺は、今の自分を見せることが出来なく 結局参加せずに、LINEの傍観者となった。
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