エピソード1、ギースの場合

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そして、気が済んだのであろう手を一旦パチンと叩くとニトロの肩を叩いて笑顔で話し始めた 「ま、とにかくこれでお前らの能力が分かったんだ 明日からせいぜい死なねー程度に頑張ろうぜ?壁ドン君?」 「えと、君は?てか、なんで壁ドン?」 「これから、お前を壁ドン君と呼ばせてもらうことにする 因みに、お前は名前が決まらなかったから『おやつ君』と呼ばせてもらう」 「・・・カールって名前くらい覚えてよ。簡単なんだから」 「壁ドン言わないでくださいよ!ちゃんと『ウォールボム』って能力名あるんですから」 流石にとんでもないあだ名がつけられるのは嫌だったのであろう 2人の抗議はしてみたが、どこ吹く風でクライスは流していく 「やってること壁ドンじゃねーか」 「そらま、そうだけど・・・・」 クライスの言葉に複雑そうになるも言葉が出てこないあたりを見ると、どうやら彼の能力は壁ドンに近い物なのであろう 「ニトロの場合壁ドンじゃなくて壁ドカンになるけどね」 「な!カール、そういうこと言うなよ! う~~わ~~、初陣前だって言うのに落ち込むなぁ・・・・・」
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