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「勿論です。この子たちの仇を取るまでは……いいえあの男さえ堕ちてしまえば、未来であの子達はまた私に笑いかけてくれる。ねえそうでしょ、先生!?」
「その通りですとも。……ふ、幼化中に四之宮に殺されてしまえば、さすがに翌朝になっても元には戻れない。そのリスクを負ってでも、過去のご自分を布石にしようだなんて。我々の中で貴女が最もクレイジーですよゆかりさん」
「違ェねえ」
「ええ、あの男を地獄に落とすためたら何だってやるわ」
「素晴らしい。母は強しですね」
ーーまあ私の目的は、それだけじゃありませんがね……。
自分だけに聞こえる声で呟いた財出は、二人には見えぬ位置でニヤリと口角を上げた。
virgin,continued……
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