0人が本棚に入れています
本棚に追加
そもそもの始まりは、就活、だよな。
俺は、そこそこのレベルの国立大学に通う、理系学生でさ。正直あんま、就職とか実感湧いてなかったんだけど、院に進むのもアレだし、就活課の勧めでとりあえず就活サイトに加入して、そのサイトの運営会社主宰で開催されてた就活イベントに参加したんだよ。
そんな状態だからろくに事前準備もせずに会場に行ってさ、案の定と言うか、なんと言うか、ブース多過ぎてどこ行きゃ良いのかわかんなくて右往左往したんだよな。
とりあえず、なんか興味沸きそうなブースないか探そうかとも思ったんだけど、勧誘煩くてさ。着慣れないスーツと革靴で疲れるのもあって、すぐ嫌んなっちゃって、早々に帰ろうかとか思い始めたわけ。
でも、せっかくわざわざ会場まで来たし、なんも得るものがないのは、って思って、資料のコーナーを覗いたんだよな。
んで、そこでさ、めっちゃ美人のお姉さんに、声掛けられたんだよ。
え?うん、そう。
釣られました。
ちょうど、資料集め終わって帰るかって思ったところで声掛けられて、めっちゃ美人に、話だけでも…なんて誘われて、断れるわけないよな?な?
俺も断らずに、その美女に案内されて話を聞きに行ったんだよ。
最初のコメントを投稿しよう!