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んで、連行された先が、ここなわけだけれど。
なんで、しがない木工職人が、皇帝陛下の御前に引きずり出されなきゃならなかったのかな……?
きらきらしい謁見の間の陛の上には重厚な玉座が置かれ、本来ならぼくなんか顔を見る機会もないはずの存在が腰掛けている。
玉座の左右にはそれぞれ左右の将軍らしきひとが控え、一段下がった壇上にいるのはきっと、宰相や大臣に宮廷魔導師や大神官、皇子や皇女たちだ。
ロイヤルストレートフラッシュに見下ろされて、ぼくは生きた心地がしない。
その上、たぶん皇帝補佐官であろうちょびひげオヤジが言ったのは。
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