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そんなことを思い、空を眺める。
青い空を気持ちよさそうに白い雲がゆっくりと泳いでいる。
いつかは私にぴったりの仕事が見つかるはず。
それまでは妥協したくないとかアホなこと考えてたけど、、、。
そろそろ本当にしっかり働かなくちゃいけないよなー、、。
ドンッ!
ふらふらと考え事をしていた私は
その時、急に誰かとぶつかる。
私が最近引っ越してきたこの町は小さな町なので
ほとんどの人がお年寄りやガキだった。
なので軽い気持ちで誰だか確認する。
「あ、ごめん。よそ見して、、、、。」
「あ、いいんだ。気にすんな。
今ぶつかったのはわざとだから。」
そこにいたのは町で見たことのない顔の人だった。
ビシッとした高そうなスーツを着た小柄な美しい黒髪の女性だった。
悪戯っぽくニヤリと笑いそう言い放った。
「は?わざと?」
「ああ。なんか死にかけみたいにふらついていたもんでよ。
ぶつかったら死ぬかなーって思ったんよ。へへへ。」
その時、この瞬間こそが私と彼女、
暁 月姫(あかつき かぐや)との出会い。
私の人生を変える出会いだった。
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