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「あ!今朝の、、、。どうして、、。」
思わず口に出てしまった。
「いやいや。あたしが社長だけど。死にかけのお嬢ちゃん?」
バーン!と手で銃を撃つポーズをしながらおどけている彼女。
うそでしょ。この女が社長?!こんなふざけたやつに務まるの?!
バシッ!!
「いたっ!!!」
その時急に王子さんが社長の頭をはたく。
「まじめにやらんか!!加藤さん、こいつと知り合いなの?」
その口調から察するに王子さんあってのこの社長が務まっているのだとわかる。
「そ、そうなんだよ!!王子!こいつとは友達なんだ!!なあ?!」
怒られるのを察したのか急に何も言うなと視線を送ってくる。
「ま、まあ、、、。」
「あ、そうなんだ。」
王子さんが納得したのを見て、社長さんが綺麗な姿勢で立ちなおす。
「改めまして。『ランタナ』の代表取締役。暁 月姫です。
今日はよろしく。」
見とれるほどきれいなお辞儀の後で私に椅子に座るように促す。
私も挨拶をした後、椅子に座る。
やっぱりちゃんとした態度も取れる人なんだなー。
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