ランタナ

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「ああ。ここはあまり知られてない場所。 お客様の普段の日常の代理を務める会社だよ。」 ん?? 「日常の代理、、ですか、、?」 「うん。ま、もかちゃんどうせこれで採用だし、あとは王子の方から聞いてよ。」 「え?!採用なんですか!?」 「うん。採用だよー。明日からよろしくねー」 ありがとうございますというと手をヒラヒラさせながら 王子さんにあとは任せたと言い部屋を出て行ってしまった。 採用、、、。過去にこんなにも早く採用が決まったことがあっただろうか、、、。 私はとっても嬉しい気持ちでいっぱいだった。 「まったく。ごめんね。かぐやはいつもああなんだ。」 「あ、全然大丈夫です。」 「俺のこともこれからは気軽におおじって呼んでよ。」 「ありがとうございます。」 「じゃあ、会社の概要を説明するね。 さっきの反応からするとうちの会社の事何にも知らない?」 「は、、はい。申し訳ありません、、、。」 いたたまれなくなりうつむく私を見て、王子さんはあわてたように言う。 「大丈夫だよ!!ホームページにも載せていないこっちが悪いし、、、。」 え?そもそも乗っていない?? どういうことだろう、、、。 「さっきかぐやも言ってたけど、ここはあまり知られていない場所なんだ。 あのホームページだってあまり人目につかないようにカモフラージュとか、 かけているからを見つけられた時点でまあ、採用みたいなもんなんだけどね。」 確かに言われてみれば、 あのホームページは色々な画面を間違えて同時に出してしまった時に 急に現れたものだった。
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