僕と先輩

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あれから、京介さんと連絡も取れなくなった。 家に行ってみたが、 京介さんの兄・聖司(セイジ)さんに 京介さんは独り暮らしをするために引っ越したらしい。 引っ越し先も暫くは言えない。 そう言っていたらしい。 それから、大学に通うようになった。 でも、胸にポッカリと穴があいたような気分になった。 寂しくて、悲しい。 大学では、それなりに友達も出来た。 合コンと言うものにも参加して、女の子とも仲良くなった。 そこで出会った子と肌を重ねたこともあった。 それから、女遊びを覚えた。 勿論、大学を怠ると親に怒られる支障がない程度に遊んでいた。 でも、誰かと肌を重ねても、 ポッカリと空いた穴は満たされなかった。 思わず、あの人と違うと声に出してしまい 女の子に張り手を食らったこともあった。 自分でも、不埒なことをしていると 百も承知していたがこんなこと初めてで どうしたらいいのか、分からなかった。
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