僕と失いたくない人

2/6
前へ
/34ページ
次へ
そして、僕は、仕事に追われ、疲れて 寝てしまう、そんな毎日を過ごしていた。 そんな時。 家に帰ろうとすると、会社の前に、京介さんがいた。 「京介……さん」 「凛、話がある」 そう言うと僕の手を引っ張り、歩き出した。 振り払うことも出来たのにそれをしなかった。 いや、出来なかった。 引っ張られ、車に乗せられ、お洒落なマンションについた。 それから、京介さんの部屋へ招かれた。     京介さんの部屋へ そこには、お酒が大量に置いてあった。 「あの、これは……」 「お前が色々溜め込んでるから、吐かせようと思って」 「そうですか」 「ほら、此処座れ」 僕は、ソファーに座り、今日くらいはと 思って飲み始めた。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加