僕と守るべき人

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それから、引っ越しが始まった。 数日後 引っ越しが終わった時。       家の前 「それ、じゃあ、行きますか」 「そうだな」 京介さんと一緒に出ようとしたとき。 「紳士の皮を被ったドS君」 「右京さん、その呼びな、まだ、覚えてたんですか?」 何、どう言うこと。 「凛と別れろって言われたときに、呼ばれたあだ名的な奴」 「フフッ、ハハッ」 「凛、そんな笑うなよ」 「だって、特徴掴みすぎてる」 「もう、なんだよ」 そして、父さんが、 「もう、迷うなよ。 凛と一緒に居たいと願うなら、 それ相応の覚悟が必要だ。 男同士だから偏見がある。 好きな奴と居たいなら、努力を怠るな」 「右京さんに言われなくたって、 分かってますよ」 「それと凛。 いつでも帰ってこい。 此処はお前の実家だ。 悠真にも言っといてくれ、じゃあな」 そう言って、家の中へと消えていった。
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