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レイとアウェイクの登場によって、形成は逆転した。
レイ
「恵、お前はそいつらを連れてここを離れろ。あそこなら《境界》の干渉も受けない」
アウェイク
「でも、ひとりじゃ・・・」
レイ
「大丈夫だ、俺の強さは知っているだろう」
アウェイク
「・・・うん」
レイ
「それに、お前の力は鎖を断つ事ができる。こんなとこで消耗してはいかん」
アウェイク
「分かった・・・負けないでね」
そう言って、アウェイクはルナたちを先導してその場を離れた。
ふん、と鼻を鳴らしてレイはシュバルツシルトの方を向き直った。世界の命運を賭けた戦いの第一戦が、いま始まる。
Next・・・第2話『呪縛(ロック)』
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