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対峙するレイとシュバルツシルト。お互い構えながらジリジリと間合いを取り合う。
シュバルツシルト
「ふ、慎重だな。それともただの臆病者かな?」
レイ
「男とはあまり喋るものではない」
シュバルツシルト
「は、戯けた事を言うものだ。言葉で語らずして何とする?」
シュバルツシルトが口角を吊り上げて笑ったその瞬間───
レイ
「はぁぁッ!」
シュバルツシルトの死角に潜り込み、斬撃を放つ。完全に油断しきっていたシュバルツシルトはまともに喰らい、吹き飛ばされ、ビルに激突した。
シュバルツシルト
「なん・・・だと・・・」
リンクジョーカーの兵士の中でも、特に対魔力に優れた赤い甲冑を、ただの斬撃一発で抉られた事に、シュバルツシルトは驚愕を隠せなかった。
シュバルツシルト
「まさか、その剣は・・・バカな、そんなハズは・・・!」
レイ
「ブラスター・ダーク・リベンジャー。お前たち悪を斬るための闇の剣だ」
先導者の解放によって天条雷火のもとに戻ったはずのブラスター・ダーク。しかしその際に、レイの強い覚悟に触れた影の剣は、もう一つの新たな姿を彼に託した。
それが、無法なる侵略者を討つための剣───ブラスター・ダーク・リベンジャー。
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