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「さぁ、始めよう・・・我らの侵略を」
異空間の中で、誰かが言う。それが合図だったかのように、多くの影が現れ、散り散りとなって消えた。
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空に突如として現れた黒輪。そして、一瞬にしてその世界は塗り変わった。《境界》───幾度となくそこに行ったことのあるルナたちは、即座に異変に気付き、外に出た。
力を失いながらも、プリキュアの資格者である彼女たちは、《境界》に入ることができた。
ルナ
「なに、あれ・・・!」
アリア
「あれって・・・!」
そして、彼女たちは空に現れた黒輪にも見覚えがあった。数ヶ月前の最後の戦い───その時、敵であるワイズマンの背に出現していたものと同じだった。
ルナ
「どういうこと?世界は救われたはずでしょ?」
アリア
「ヴォイドに封印された雷火さんは、レイって人が解放したって、七夜さんが言ってたけど・・・」
涼花
「うん、それは間違いないよ。私も前に神社に戻った時にお兄ちゃんに会いに行ったもん」
ルナ
「それじゃ、ヴォイドがまた何かやらかしに来たってこと・・・?」
アリア
「でも、今の私たちには・・・なんの力もない」
ただこの状況を見ている事しかできないことが、彼女たちには歯がゆかった。
そして、状況は益々悪くなっていく。
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