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夢をみた。
就活中の俺が、夢の中にいる。
俺は、高校も大学も、これといった苦労なしで志望校に合格し、それなりの成績を維持していたので、就職だってカンタンにできる、と思い込んでいた。
そして、いざ就活をスタートさせると…自分がどれだけ甘かったか、思い知った。
受けても受けても落ちる。
そして受ける企業のレベルがどんどん下がっていく。
志望順位上位から『今回はご縁がなかったものと…』と不採用を言い渡されるのは、もちろん大ショックだ。
でも、プライドの損傷具合は、
はじめは全く受ける気はなかったけれど、自分の中で妥協して妥協して仕方なしに受けた企業から不採用の連絡が来たときのほうが、酷い。
夢の中で、
俺は、靴づれをおこしながらも、ふた駅分歩いてる就活生になっていた。
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