クリス・クリングルからのメッセージ

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クリス・クリングルからのメッセージ

「クリス・クリングルからのメッセージ(Cards From Kris Kringle)」 * 「三分です。一分遅刻ですよ」 「は?」  その言われ様に、裕美子は口をポカンとする。差し出されたのは、またカード。それをまじまじと見つめる裕美子の目が丸くなる。  ここでも「読んでください」と促され、苦手科目の教科書を棒読みするように仕方なく声を出した。
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