第2話 《成り上がり》

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銀行には宝くじの受付がありロト7の当たり券を受付のお姉さんに渡した。 お姉さんと言っても俺に娘がいたらこのくらいかなって思うくらい年下の可愛い女性だ。 その子が「少し待ってください…」と当たり券を持って支店長の所へ行った。 俺が椅子に座ると直ぐに「支店長の前島です…応接室へどうぞ…」と俺は銀行の応接室へ案内された。 支店長から何処の売り場でいつ頃買ったか聞かれ答えると「確認します…」と応接室から出て行くとさっきのお姉さんが「お茶です…」とテーブルの上に置いた。 俺は「はい、いただきます」と一口飲むと支店長が入ってきた。 「北島様おめでとうございます」と言うと一冊の本を俺に渡し「これからのお金の使い方などが書いてあります…8億円となりますと是非内の銀行へ預金をお願いします…他の銀行へ振り込まれる場合は手数料がかかります」と頭を下げられた。 俺は「5千万円だけ現金でください…後は預金します」と答えると「ありがとうございます…来週の火曜日に預金通帳に7億5千万円後の5千万円は現金でご用意してお待ちしております…」と言われ銀行から出た。 俺は今日5千万円貰えると思っていたから少しガッカリした。
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