第1章

5/15
前へ
/15ページ
次へ
     「猫」 わたしが もし 猫だったなら あなたの膝の上で丸くなれるのに わたしが もし 猫だったなら あなたの帰りを待ってなんてないわって 顔をして 玄関に座っているのに わたしが もし 猫だったなら あなたはきっと優しく撫でてくれたのに わたしが もし 猫だったなら あなたが わたし以外の女の人と ベットで丸くなっても 嫉妬しなくて済むのに わたしが もし 猫だったなら 飼い主なんて決めずに 気ままに野良で居られたのに
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加