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「女神ミルキー、ボクは大丈夫なので、師匠を…」
ハットはミルキーに深々と頭を下げた。ミルキーは止む終えず、ローゼンに回復魔法をかけた。ローゼンが完全に回復したところで思いっ切り蹴り上げた。ローゼンは星となって、夕空へと消え去ったのであった…
「ふんっ、いい気味よっ!」
ミルキーはいきり立ってはいたが、すぐに愛しいハットの元に走り出し抱きかかえる。
「あ、あら…回復しかかってるわ…どーして…」
「女神ミルキー、ありがとう。それにやっぱりお強いんですね。あの師匠が星になりましたよ」
「あら、見ていたの。…もう…はずかしいわ…」
「回復が早いのは祖母の呪いのおかげです。ですからマジックキャンセルもかけたのです」
「でもハット。この呪いってこの先、子孫にも受け継がれるものなのよ。それでいいの?」
「ええ、語り継いでもらうことにしますよ」
ハットは肉体的に回復したのだが、疲れ果てたように眠りに落ちた。
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