決戦!!

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決戦!!

「もう、ひと月も続いてますぜ。ハット、大丈夫でしょうか…」  ハットと親しい、グラウネルギルドのマーカスがマスターのヘムズに聞いた。 「ヒューマンだったら、今頃は生きちゃいねえだろう…だが、ハットはそうじゃねえと思うぜ!」  グランドドラゴンとハットたちが戦っている場所は、このギルドから約150キロ離れている。100キロほどだと、強烈な地震や爆風などの影響があり、住めたものではなくなっていた。人々は仕方なく遠くへ転居したのだ。  ヘムズはローゼンから聞いた話をギルドメンバーを使って国全体へ広めた。そして、『戦いの場所へは近づくな』と。そういう忠告を聞く者はおらず、我先に戦場へと向かい、帰ってきたものは誰もいない。  その3日後の朝、振動や爆音、爆風が止んでいた。ということは… 「間違いねえ。ハットたちの勝ちだ!!」  そう。もしハットたちが勝っていない時は、ドラゴンが攻め入ってきているはずだ。しかし、ヘムズはハットの身が心配だった。
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