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歴史という概念は、なぜ存在するのか?
本当に、そういう過去があったのか?
今となっては、崇仏論争(すうぶつろんそう)だとか、小牧・長久午の戦いだとか、そういうものはただの時間上の出来事にしか過ぎない。あくまでも時間内に存在するものであり、その場所から逃げることができないものなのだ。
存在というものは、概念に過ぎない。しかし、それらは、削ろうとしても削ることができず、壊そうとしても壊すことができない。消そうとしても、すべてを消し去ることができないところにある。一切手を触れることができなく、そして、手を触れてはいけないような場所にあるものが、「存在」「歴史」「過去」そういった類の物なのだ。
しかし、今人間たちによって定義されているともいえる「存在」というものは、「記憶」という文字にも関係してくる。
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