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 次の休み。再び同じシチュエーションの中、作戦は開始された。 「調べによると紫村は意外な事にヘビが好きらしいぞ。いやあ、人は見掛けによらないなあ」 「いやいやいや!? やっぱやめようぜこの作戦!」  嫌がる助清。その理由は至極単純。体中に平政が野山で捕まえてきたヘビが何匹も巻き付いていたからだ。 「ヘビの事を訊かれたらちゃんと『僕のペットです』って言うんだぞ。あ、一応名前も決めておくか。首に巻き付いてるのがキャサリン、右手がジェームス、左手がボビー、腰がニョロ夫」 「いやもう無理ぃッ! ギブアップぅぅッ!」 「耐えろ助清! 男だろ! 紫村咲姫と仲良くなりたいんだろ!?」  ヘビの如くくねらせていた体がピタッと止まる。 「この世にイケメンはまあまあいれど、体に巻き付けるくらいヘビが好きな奴はそうそういない。だからヘビ好き仲間と出会えればきっと喜ぶ。だから絶対仲良くなれる!」  強引な平政の説得により、助清はヘビと共に歩きだした。
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