380人が本棚に入れています
本棚に追加
恋も愛も、
本能からの
副産物だなんて。
ちょっと感覚の尖った
本を読んだり
映画を観たりすれば
手に入る理屈で、
ある種の真実だ。
私だって、
だれに教わらなくたって
そう感じることはある。
日常というのは、
案外毒まみれなものだ。
けれどそう言い切ってしまうと、
取るに足らない私の人生が
味気なく色褪せてしまうようで──
いや、本当はもうとっくに
モノクロに向かって
転げ落ちてるとは思うけれど。
それでも、
なんとなく実感のない
夢を見ていたい気分には、
だれだって
なるんじゃないだろうか。
きっと宝くじと
同じようなもので、
私のところには来ないだけで、
どこかにはきっと
あるもんなんだろう。
真実の愛とかいうのは。
.
最初のコメントを投稿しよう!