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すると、俺のとは真逆の意見が立ち上がりそれに賛同する者がポツポツと増え始めてきた。
制服、コースターやストロー、皿やカップやフォーク、メニューに、店の名前に至るまで、全て一新しましょう、というのだ。
カフェもネイルサロンも、取り立てて広告を打つことはしていなかったから、店のリニューアルは大事な新規の集客ツールにもなる。
壁の色も、観葉植物を置くにしても、出来れば細部にまで気を配りたい、
が、
これは多額の費用が動く『ビジネス』だ。
出来れば最小限に抑えたいのが本音。
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「今まで通りで」
“どこが新しくなったか伝わらなければ意味が無い”
“じゃ、店の名前を”
「レジやポイントカードの印刷費用やホームページ上の変更に費用をかけたくない」
“じゃ、メニューを変えては”
「それだと店内装飾品から再考していかないと」
“やはり、どういったコンセプトの店かを決めてからの、メニュー、店の名前、というのが妥当かと”
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オーバーに言うと、
店内の雰囲気が変わるということは、純和風の中でハワイアンな料理を出すようなもので。
奇をてらったのも、アリっちゃーアリの気もするが、それは単なる話題作りだけで終わるのは必定。
そうなると、イチからやり直しになる訳で。
現状維持か、
改革か。
大きな分かれ道に立っている。
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