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啓子は電話を切ると、すぐメールboxの送信一覧を開く。
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旬さんが、ほんとにゆんを大切に思うなら…………
啓子はそのメールを読み返すと、削除した。
「旬さんは…
ゆんにOasisのあの曲聞かせたんだね…
お節介…だったかな…」
夕暮れの空を見上げ、自分が旬にメールした事は正しかったのか、考える。
結果、二人は別れた。
啓子は旬に、
【STOP CRYING YOUR HEART OUT】はゆんの思い出の曲
とだけメールしたのだ。
いいか悪いか…啓子にはわからなかった。
ただこの先、
ゆんが、あの歌のように、
【May your smile... shine on...】
いつまでも笑っていられたら…
自分がした事が正しかった…
そう思う事にした。
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