第14章

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いつものように、助手席のドアを開けてくれた。 いつもと変わらない旬がいた。   私が乗るのを確認しドアを閉め、運転席にまわった。   「さっ!行こうか。」   車はゆっくり動き出す。   私は周りの流れる景色を見ていた。   「ゆん?」   「なに?」   「…悲しませたりしない。 お前を大切にする。」   「え?なに…突然…   ありがとう…」   旬はにっこり笑いまた運転に集中した。   旬の気持ちが素直に嬉しかった。
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