第14章

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二回目の旬の家。   まだ前に遊びにきてから間もないのに懐かしい香水の香り。   「おじゃまします!」   靴を揃えて上がる。   相変わらず、キチンと片付けられてる清潔なお部屋。   「そこに座ってて?」   そう旬は告げ、キッチンに向かう。   その姿を見ながら、手伝った方がいいのか考える。   ソワソワしていると、紅茶の甘い香りがしてくる。   トレーに紅茶とコーヒー、ケーキを一つ乗せて帰ってきた。   「こないだ行ったケーキ屋。 ショートケーキもおいしいんだよ。   さっ、どうぞ!」   「用意してくれてたの? ありがとう!」   私はさっそく一口頬張ると旬を見た。
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