第14章

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夕暮れの光が差し込む部屋。   それを背に向けた旬は、コーヒーをすすり、私の視線とぶつかると、 ニヤッと笑う。   私は空のフォークを口にしたままその笑顔にドキッとする。   セクシー… そう思うと恥ずかしくて、ケーキをパクつく。   「ぷ! 頬にクリームついてる。」   そう言うと、私の頬に手をのばし、 生クリームをすくうと、 口に指を持っていき、   「ちゅっ」   と舐めた。   私は無性に恥ずかしくなった。
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