第14章

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私は一人でパニックにおちいる姿を見て、 旬は笑っている。   「あのさ!! 旅行どうしよっか?」   話題をふる。   「んーそうだな…」   「今から泊まるとこ取れるのかな?」   「伊豆に父さんの会社の保養所がある。 意外にいいとこだよ。」   「そっか!よかった!」   ニコニコする私を旬は見て、   「…そうだな」   そう言いイスから立ち上がるとステレオに向かって歩きだす。   しばらくすると、 音楽が鳴り出した。   どこかの外人の歌。   なんて名前だっけ?               あぁそうだ… あのグループ…         こぅの部屋で聞いた… こぅの好きなグループだ…
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