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私は駅構内を走る。
長い階段を登りきると…
電車に乗り込もうとする、こぅを見つけた。
「こぅ!!!!」
私は叫んだ。
こぅはゆっくり私の方を振り向く。
目が合うと、たくさん涙がでてきた。
階段を一気に走ったせいで、
足はガクガクし、息も荒い。
それに泣いているから、息を吸うのも難しいい。
そんな私をこぅは見ると、
ニヤニヤしながら、
両手を広げた。
「はぁ…はぁ…
……イジワル……」
そう呟くと、
こぅに向かって走り出した。
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