touch 331

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「なあ、水口さん。 そのホッケ、食べていいか?」 「ああ、もうどうぞッ」 ズズッと音を立ててホッケが乗った皿を移動し、 ついでに新しい小皿と醤油も渡す。 「あんがと」 そう言ったかと思うと、 尾崎さんはボケーッと私を見つめたまま いきなり頬を掴んで引っ張った。 「…やっぱ若いっていいなあ。肌の伸びが違う」 「い、痛ひんでふけど」
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