touch 333

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なんだか俺の中に、 自分自身でも制御出来ない部分が存在して、 勝手に暴走するんだもん。 『見るな』って命令しても見ちゃうし、 『好きになるな』って命令してもダメなんだ。 両想いなんか期待していない。 報われなくて当然だ。 …でも、このまま好きでいてもいいか?」 そう言ったかと思うと、 尾崎さんはピタリと足を止めて私の顔を覗く。 その目があまりにも真剣で、ドキンとした。
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