touch 333

14/26
前へ
/2956ページ
次へ
「愛利、何かあったのか?」 「いえ、別に」 …有りましたとは言えないではないか。 この秘密は墓場まで持って行くと決めたのだ。 たかがキス、これで妊娠するワケでも無し。 手を握ったのと同じだと思えばいい。 だがしかし、一般的にキスは 愛情表現の一部とされているのだッ。 うどんを食べても、指でグロスを伸ばしても 尾崎さんとのキスを思い出す。 そしてそれとセットで羽場への罪悪感が湧く。
/2956ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2654人が本棚に入れています
本棚に追加