touch 333

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もちろん心配した尾崎さんも一緒だ。 既に私の怒りは頂点に達しており、 案の定、売り言葉に買い言葉となってしまう。 「自分のことは棚に上げておいて、 たった1度しかしていない私を責めるの?」 「だ~か~ら~。 俺のは全然、気持ちの入っていないキスだって。 だけど尾崎さんのは違うだろ? どう見ても好きじゃないか、愛利のこと」 ここで尾崎さんがまさかの発言をする。 「ああ、好きだよ。それを水口さんに伝えたし、 水口さんも俺のことを好きだと言ってくれたよ」
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