touch 334

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接点が無いはずの羽場が、私に言った。 「水口さんもこの半年で成長したからさ、 俺のクライアントを何件か引き継ごうと思う。 今日から少しずつ客先まわりをして行くので、 そのつもりで予定を調整しておいて欲しい」 「はい」 内心は『はいいい??』だったが、 公私混同は避けたかった。 なぜ我が社イチの敏腕イベンターが、 入社半年のペーペーに得意先を引き継ぐのか。 たぶん小口なのだろうが、妙ではないか。
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