2654人が本棚に入れています
本棚に追加
次の言葉が出てこなかった。
気持ち悪いな、私。
自分から別れておきながら羽場の欠点を並べ、
ナッちゃんを幻滅させようとするなんて。
親切心なのか、それとも歪んだ独占欲なのか。
ただ１つ、分かっているのは
ナッちゃんに『協力して』と頼まれて、
断る理由が無いということだけだ。
だから私は『協力するよ』と答えた。
…簡単だと思ったその任務は意外に私を悩ませ、
しばらく私は、眠れぬ夜を過ごすこととなる。
最初のコメントを投稿しよう！