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彼女と羽場が2人きりになれる機会を
セッティングしてあげようと。
数日後、羽場が戻って来て客先回りが復活し、
その移動中の車内で私は彼に言う。
「あの、一瞬だけ個人的な話をさせてください。
今度の土曜の夜って、空いてますか?」
「ん?ああ」
「北京ダックの専門店を見つけたんですよ。
値段は手頃だけどさすがに1人じゃ入れなくて。
一緒にどうでしょうか?」
「…うん、いいよ」
そんなワケで、アッという間にその当日となる。
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