touch 335

17/31
前へ
/2956ページ
次へ
彼女と羽場が2人きりになれる機会を セッティングしてあげようと。 数日後、羽場が戻って来て客先回りが復活し、 その移動中の車内で私は彼に言う。 「あの、一瞬だけ個人的な話をさせてください。 今度の土曜の夜って、空いてますか?」 「ん?ああ」 「北京ダックの専門店を見つけたんですよ。 値段は手頃だけどさすがに1人じゃ入れなくて。 一緒にどうでしょうか?」 「…うん、いいよ」 そんなワケで、アッという間にその当日となる。
/2956ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2654人が本棚に入れています
本棚に追加