touch 335

27/31
前へ
/2956ページ
次へ
自分でも予想外に大声を出してしまい、 シーンとその場が静まり返る。 「ごめんっ、ナッちゃん。 応援してるフリして、まだ羽場が好きだなんて。 でも安心してちょうだい! 絶対に私たちは上手くいかないの。 だからもう、諦めているんだ。 ナッちゃんはこうならないよう頑張って」 とにかくこの場を収めようと思ったのに、 いきなり羽場が私の両頬を引っ張り、 驚くほど優しく微笑んだ。
/2956ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2654人が本棚に入れています
本棚に追加