[亜貴side]

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彼いわく『絶滅間近な純血種』である私は、 外見を変えることを断念させられた。 「俺も見た目でチャラいとか言われるけど、 これでも一本筋の通った男のつもりだ。 器なんかどうでもイイ、大切なのは中身だろ?」 「はっ、はい」 パッショネイトなその説得どおり、 クソ真面目な外見のままでも 笹村くんはしょっちゅう遊んでくれて。 …気づけば、いつの間にか半年が経過。 そして私は今、謎の女子に宣戦布告されている。
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