[亜貴side]

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ああ、無念だ。 このまま死んでしまえないことが。 いっそ殺して欲しいのに、 どこかの紳士が私に声を掛けてくる。 「大丈夫?ほら、立てるかい?」 ええ、こんなときに手を伸ばせる男子なんて、 リア充で己に自信アリなコミュ力最強男に 決まっていますとも。 …って、笹村くんだしーーーッ!!! その目を見ることが出来ず、 私は俯いたままその手を取って立ち上がった。
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